「デング熱」20人超、公園の外でも感染 不安の声広がり、相談電話5日で200件以上

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「周辺に行った」または「周辺を通った」でもアウト

   デング熱は蚊が媒介する感染症であり、人から人へはうつらない。高熱や発疹などの症状が出るが、ほとんどの場合は1週間ほどで治るため、重症化するケースはまれだという。そのため厚労省は冷静な対応を求めている。

   都もデング熱対策に乗り出している。8月28日には、代々木公園内で殺虫剤を散布し、蚊の駆除を実施した。ウイルスを媒介したとみられるヒトスジシマカの一般的な行動範囲は半径50メートルほどと言われているため、都は最初の3人が蚊に刺されたとみられる渋谷門付近を中心に半径75メートルの範囲で行ったという。

   舛添要一都知事は8月29日の会見で、この駆除によってウイルスを持った蚊については「ほぼ死んだのだろうと思っていいと思います」との見方を示した。

   だが、それでも不安に思っている人は少なくない。都が28日に設置した専門の相談電話(03-5320-4179)には9月1日15時時点までに228件の相談が寄せられたという。

   担当者によると、相談内容は「蚊に刺されたが、大丈夫だろうか」といった感染への不安を訴えるものや、「近所に蚊が多く発生して困っている」「どうすれば駆除できるのか」「刺されないためにはどうすればいいのか」といったもの。

   なお、厚労省が発表した19人のうち4人は代々木公園に入ったわけではなく、「周辺に行った」または「周辺を通った」だけだという。このことからインターネット上には、

「代々木のデング熱騒動やばいな 公園の外でもアウトとか」
「公園の上空は消毒出来てないだろうからなぁ。パンデミックにならなきゃいいが…」

といった不安の声も出ている。

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