1987年から95年にかけて放送された米人気テレビドラマ「フルハウス」の続編を楽しめる日が来るかもしれない。米TVGuideが2014年8月26日(現地時間)、ワーナー・ブラザーズ・テレビジョンが新シリーズの制作を進めていると報じた。
参加者リストには、オリジナルキャストも複数含まれている。日本でも人気を博した作品なだけにファンも騒然となっている。
「D.J.」「ステファニー」「キミー」は出演決定?
「フルハウス」は妻を事故で亡くしたタナー家の父親ダニーが、義理の弟ジェシーと親友ジョーイの力を借りながら娘3人の子育てに奮闘するというストーリー。コメディードラマながら家族愛や友情もしっかりと描かれ、アメリカでは現在でも再放送されるほど根強い人気がある。
日本では93年から97年にかけてNHK教育(現Eテレ)で放送され、当時のお茶の間に広く受け入れられた。
そんな人気作について、TVGuideは26日、「ワーナー・ブラザーズ・テレビジョンが何人かのオリジナルキャストとともに、フルハウスの新シリーズを計画中」と報じた。
記事によれば「ジェシーおじさん」を演じたジョン・ステイモスが同ドラマに関する権利を持っていて、彼が中心となって新シリーズの企画を進めているという。オリジナル版の製作総指揮を務めたボブ・ボヤットとクエイリターのジェフ・フランクリンも積極的に関わっているといい、フランクリンは新シリーズの脚本を担当するとも伝えている。
さらに記事では、キャンディス・キャメロン・ブレ(長女D.J.役)、ジョディ・スウィーテン(次女ステファニー役)、アンドリア・バーバー(D.J.の親友キミー役)の出演が決まっているほか、ボブ・サゲット(ダニー役)、デイブ・クーリエ(ジョーイ役)も「何らかの形で参加する」という。
主要キャストの中では、三女ミシェルを演じていた双子のメアリー=ケイトとアシュレー・オルセン、ジェシーの恋人でその後妻となったベッキー役のロリ・ロックリンの名前はなかった。
「ジェシーおじさん」は意味深ツイート
報道を受け、エンターテインメント専門のテレビ局「E!」が「This Is the Best News You'll Hear All Day!」と喜びを露わにするなど、米国内では大変な盛り上がりをみせているようだ。
興奮ぶりは日本でも引けを取らない。インターネット上には
「フルハウス続編製作きたあああああああ!!!!!」
「きたぁー!!!ジェシーおいたーーん!!!!」
「フルハウス、続編制作がんばれ。ちょうがんばれ」
などといった声が続々と寄せられている。
だが終了から20年近く経っている作品なだけに、
「はたしてどうなることやら…」
「思い出は思い出のままで…って気持ちと見たい気持ちがクロスカウンター」
などと複雑な心境のファンもいるようだ。
ファンの期待は高まる一方だが、現時点で正式発表はなく、設定や放送時期などの詳細も不明だ。実現可能性については関係者から微妙な反応も出ている。
脚本を担当するとも報じられたオリジナル版クリエイターのフランクリンはツイッターで「再結集のうわさは今のところ本当ではない。いつかそうなったらとてもクールだね。だけど大スターたちを集めなくちゃ。みんな、愛をありがとう!」とのコメントを投稿した。
ジョーイ役のクーリエは「『フルハウス』がトレンドになってるの?」とツイート。報道による盛り上がりに驚いている様子だ。
そして新シリーズを進めている中心人物とされているステイモスは報道後、直接うわさに反応することはしないかわりに、
「『聞いたことは何も信じてはいけないが、見たことは半信半疑でよい』― ベンジャミン・フランリン ―ビル・ステイモス」
と意味深なツイートを投稿した。