フジテレビ系「笑ってもいいとも!」終了後、テレビの出演が減っていたタレントのタモリさんが、半年ぶりに同局の番組にレギュラー出演することが決まった。10月から始まる「ヨルタモリ」というトークバラエティ番組だ。一足早く8月30日からはNHKスペシャルの司会を務めることも発表されている。
たっぷり充電して、また元気な姿を見せてくれそうなタモリさんだが、32年間の「いいとも」出演から解放されてから、どのように日々を過ごしていたのか。
朝からビールは一週間で飽きた
タモリさんは「タモリ倶楽部」「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)のレギュラー番組を残し、2014年3月の「いいとも」終了後はあまりメディアに出演しなくなっていた。タモリさんをテレビで見られなくなることによる喪失感を意味する「タモロス」という造語もできた。
「いいとも」終了の3か月後の6月にニッポン放送の特番「タモリのオールナイトニッポンGOLD」に出演した際、プライベートの変化を語っていた。
「いや~暇です。日にちの感覚が全く分からず困ってますよ。起きる時間もまちまちでね。朝、ちょっと走って朝飯食って『そろそろ行かなきゃいけない』って思って、32年間その癖がついてましたんで、『あ、行かなくていいのか』と思った途端に、何して良いやらわからず」
最初のうちは、以前から夢見ていた朝起きてすぐにビールを飲む生活を送り、ベロンベロンに酔っぱらっていたというが、
「一週間で飽きましたね。人間ってものは、憧れてるものも大したことがないってことがわかりました」
と話していた。
平日毎日のレギュラー番組がなくなったことで生活リズムが変わって、
「夕方くらいに飲んでて眠くなって、20時くらいに寝て2時くらいに起きたり。これはいかん、と思って遅く寝ると、7時くらいになってめちゃくちゃです。1か月、2か月経とうとしていますが、未だにペースがつかみきれておりません」
と笑っていた。