マリノスの素早いサポーター処分、ファン評価 「バナナ振るのはマズイでしょ」「浦和の教訓、生かされた」

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対応の鈍さ非難された「レッズ」を反面教師に?

   すると、マリノスは素早い対応をみせた。報道によれば、クラブ側はサポーターを特定して試合後に事情確認を行った。サポーターは10代の男性で、挑発行為については認めたものの、「差別の意図はなく、特定の選手に向けたものではかった」と話したという。

   それでも嘉悦朗社長は「客観的に見て可能性は高い」「人種差別が限りなく疑わしい」などと話したといい、試合終了からわずか数時間後には、公式サイトに「川崎フロンターレ戦における挑発行為と処分について」と題した文書が掲載され、該当サポーターの無期限入場禁止処分が発表された。

   この対応にマリノス、フロンターレ両チームをはじめとするJリーグファンからは称賛の声が数多く寄せられた。その背景には、今年3月に埼玉スタジアムで起きた「浦和レッズ」サポーターによる差別的な横断幕の一件がある。

   スタジアムの観客席入口ゲートに「日本人以外お断り」という意味にも受け取れる「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕が掲げられていた問題で、クラブ側はこれに気付いていながら試合終了まで撤去しなかった。対応の遅さや認識の甘さが問題視され、レッズは無観客試合という最も重い処分を受けることとなった。

   このことから、Jリーグファンからは「レッズの受けたダメージを見れば当たり前の対応」と冷静な声もあるが、

「社長が素早い判断をした様で何より」
「身内をかばわない、しっかり断罪する、ってのは実はすごく難しいことだからマリノスのフロントはよくやったと思う」
「浦和の時の教訓が活かされているということ。こうやってサッカー界全体で自浄して、一歩ずつ進んでいくしかない」
「素直に非を認め、迅速だったマリノスはレッズと比べ優れた対応だったと思います」

といった高評価がいくつも寄せられている。

   なお再発防止を含む今後の対応については、Jリーグと協議するという。

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