アフリカで感染症流行異変  エボラ出血熱に続き今度は出血性胃腸炎が出現

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日本での感染拡大、「まずない」

   関西福祉大学の勝田吉彰教授は「3つの感染症の関連性は考えにくい」と否定した。エボラ出血熱は感染者の血など体液を介して拡大するが、今回の胃腸炎やコレラは食中毒など経口での感染が中心となるためだ。

   春から夏にかけて感染が拡大した時期が重なったことについては、

「胃腸炎やコレラは湿気の多い雨期に起こりやすいものです。エボラ出血熱は感染源とされるコウモリの生態など分かっていないところもありますが、同時期に起こった関連性は低いと思います」

とした。

   心配は日本での感染拡大だが、「まずないと思います」と言う。日本では感染症法に基づいて、強制的に入院させられるなど感染症ごとに措置が取られることになっている。そのため、仮に感染者が出たとしても、アフリカで起きているような大流行は起こりにくいそうだ。

   しかし、「エボラ出血熱が片付いたからといって油断はできません」と指摘する。「アフリカは衛生上の問題から感染症が起こることが多く、平時でも注意が必要です」と警告している。

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