「氷水チャレンジ」鈴木おさむ、金城武ら次を指名せず… 反発の声も増える中、指名された安倍首相はどうする

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鈴木おさむ「このまま進むとネガティブ意見もっと増えるのでは」

   運動に対する反発の声は、指名された人たちの耳にも届いているようだ。その上でどう決断するかは人それぞれで、プロボクサーの亀田興毅さん(27)は氷水をかぶることを選んだ。

   21日のブログでは「この活動について色々な意見があるけど」と前置きした上で、

「俺は何も間違った事やったと思ってないし、そもそも間違いと思ってたらやってないし、これをやる事によって一人でも多くの人がこの難病の事を知るきっかけになればと思います」

と参加への思いを語っていた。寄付についての記述はなく、橋下徹大阪市長など3人を指名した。

   放送作家の鈴木おさむさん(42)は22日のブログで、ラジオのオープニング時に氷水をかぶったことを報告した上で、

「本来なら3名指名するんですが、僕は指名をしない・・という選択をしました」

とコメントした。

   反対意見があることや、疑問を感じながらも参加している人がいることを指摘し、

「なんかね、このまま進むと、ネガティブな意見ももっと増えてきて、せっかくいいことしてるはずのこの企画自体が、マイナスなイメージももっとでかくなちゃうんじゃないかなと思ったり」(原文ママ)

との懸念を示した。

   鈴木さんと同じく指名しないことを選んだのは、8月20日に動画を公開した俳優の金城武さん(40)だ。動画では言葉を発することはなく、かわりに中国語の字幕が流れた。この運動はALSという病気に対して関心が集まる非常にいいものだとしながらも、「ただの挑戦や、一時的な流行となってしまわないことを願います」と訴えた。

   かぶった水は環境に配慮したのか、バケツに注いだものではなく除湿器の水だった。その上で、

「もう誰も指名はしません。この動画を見た皆さんが自発的に社会問題に関心を持ち、温かい行動をとっていただければと思います。挑戦する必要はありません」

といった趣旨のメッセージを寄せていた。

   こうした「ルール外」の行動をとる人たちも一部にいながらも、チャレンジの輪は広がり続けている。22日には、みんなの党の浅尾慶一郎代表が安倍晋三首相を指名した。指名された場合は24時間以内にいずれかを選択するルールがあり、安倍首相による何らかのアクションが期待されている。

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