「NEWS ZERO」批判に対し櫻井翔ファンから罵倒 フィフィが公式ツイートをしばらく中止

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   在日外国人批判などの過激なツイートで知られるエジプト人タレントのフィフィさん(38)のツイッターがきっかけで、またぞろ騒動がぼっ発している。

   嵐の櫻井翔さん(32)が出演するニュース番組「NEWS ZERO」(日本テレビ)に苦言を呈したところ、一部の嵐ファンが怒り、フィフィさんに非難や罵倒を送り付ける事態となった。フィフィさんはツイートをしばらく中止するという。

「アイドルの方の解説の内容がデタラメ。なんか薄っぺら」

   「NEWS ZERO」2014年8月18日放送回の櫻井さんのニュース解説コーナー「イチメン!」では、シリアで日本人男性を拘束したとみられるイスラム過激派組織「イスラム国」を取り上げた。

   イスラム国の成り立ちとして、01年に米国で同時多発テロを起こしたアルカイダの影響を受け誕生、06年頃からイラクで活動を本格化させ、国境を取り払ってイスラム教のスンニ派による新たな国を作ることを目的としていると説明された。

   自爆テロなどの手段で敵対するイスラム教シーア派や少数民族のクルド人を攻撃し、イラクの隣国シリアでシリア軍VS反体制派の内戦が起こるとシリアに進出。現地で武器を奪い、勢力を拡大していった。米国はイラク北部の拠点などに空爆を行っているが、解決の糸口は見えていない―といった内容だった。

   中東専門の政治学者を母に持つフィフィさんがこれを見て、以下のツイートを投稿した。

「ニュースゼロでアイドルの方が『イスラム国=isis』の成り立ちについての解説していたが、その内容がデタラメだったのよ…特にアサド政権打倒の為に米国とサウジが武器提供した件はあえて米国の手前スルーだったのには呆れた。なんか薄っぺらなんだよな。だから地上波の報道番組は頼りにならない」

   ツイートにある「米国とサウジが武器提供した件」というのは、14年に入ってからイスラム国がシーア派のマリキ政権を倒すためイラク各地の攻撃を続ける中、イラク首相府が6月に「スンナ派のサウジアラビアがイスラム国を財政的に支援した」などと非難する声明を発表したことを指しているとみられる。イランの国営放送局「イラン・イスラム共和国放送」も当時、サウジアラビア、米国、イスラエルがイスラム国を支援していると報じた。米国とサウジアラビアは否定、強い反発を示していた。

「圧力ではなく自分の判断でツイッターやめた」ラジオで明言

   初めは同意のリプライが寄せられていたのだが、ツイートが拡散され一部メディアに取り上げられると、嵐ファンとみられるユーザーの目にも留まった。彼女らはフィフィさんが「櫻井さんを叩いている」と思い込んだようで、「櫻井さんがどんな思いで、ニュースを伝えていると思いますか?」「彼がニュースをやっているのは、彼自身の努力が認められているからです。彼の努力を否定したのを謝ってください」など批判が寄せられた。中には「翔くんの方が学歴上じゃん」と、今回の話題とは全く関係ないことでフィフィさんを叩くようなリプライもあった。

   フィフィさんはこうした反応を受け、以下のツイートを投稿した。

「アイドルに報道番組の原稿を読ませワンコーナーで中東情勢を解説させた(この時点で日本独特)→専門家に解説させる機会が乏しいうえに、誤解を招く内容であると指摘する→アイドル批判とすり替えられ記事を書かれる→ファンに絡まれ→これって言論弾圧?内容に意見できない報道番組の構図がおかしくね?」
「櫻井翔さんの一部のファンの皆さん、誹謗中傷は勘弁して下さい。私のツイートの趣旨を誤解してお行儀の悪い絡み方されても、他のファンの印象まで悪くなり、迷惑するだけだと思います。同じファンでも、理解を示した上でリプをくれている方もいらっしゃるのですから」

   しかしこの後も、「最低だと思うよ?謝ってほしいよね」「いい歳の大人が大人気ない」「きもい 外人はどっかいってろ。Twitterやるな ゴミ以下。クソ」という罵倒が寄せられてしまっている。

   フィフィさんは騒動の中、8月19日に以下のツイートを投稿した。

「今回の報道番組に関する指摘など一連のツイートは全て削除させて頂きます。また、しばらくフィフィの公式ツイートは要望により中断することになりました。何卒、状況をお察し下さい。皆様にまたお会いできることを願って、応援下さった多くの方々には心より感謝申し上げます。暫しさよなら」

   「要望」と書いたことで憶測が広がったが、フィフィさんは8月20日放送のラジオ番組「吉田照美 飛べ!サルバドール」に生出演し、特に圧力などがかけられたわけではなく、自分の判断でツイッターをやめたとした。一部の嵐ファンが暴れたことに対しては、「まともに討論できる場がほしい」と苦言を呈した。

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