元KAT-TUNのタレント田中聖さん(28)が、弱っていた野鳥を助けたことをツイッターで報告した。ネット上では、賞賛の声が相次いでいるが、本人は、よくないことだったのかと、複雑な心境を告白している。
右手の指先には、黒っぽい羽根に白も混じった小鳥がちょこんと乗っている。その下には、アスファルトの道路横にある側溝が見える。
「助けたのはよくない事だったみたい…」
こんな写真を付けて、田中聖さんは2014年8月17日、野鳥保護のことをツイートした。
それによると、田中さんは、側溝の中で濡れて動けなくなっている野鳥を見つけ、ケガはなかったものの、とりあえず保護した。その体を軽く拭いて、段ボールの中に入れ、お湯を入れてタオルで包んだペットボトルを即席湯たんぽにして体を温めた。野鳥を保護できたことがうれしいようで、「元気になったら水と餌上げて野生に返すんだ♪」とつぶやいていた。
翌18日には、元気になったもののまだ飛ぶことができず、自分では分からないため、獣医へ連れて行くと明かした。
その後、戸惑ったような様子で、こんな気持ちを吐露した。
「んー… なんか死んじゃったらそれを他の動物が食べてっていう自然の摂理があるからとかそういうのであまり助けたのはよくない事だったみたい…」
ツイッターで保護を報告したため、だれかから指摘を受けたらしい。田中さんは、「そういうルール何も知らなかった」とし、「勝手な事をしてしまってゴメンなさい」と謝罪した。獣医からは、水をあげて体力が回復したら野鳥を自然に放すと言われたとも釈明した。
とはいえ、弱っているのに助けてはダメというのは釈然としないとも言っている。「アスファルトの端の側溝っていう人間が作った物の中で危険な目にあってたら自然の摂理になるのかな…」。こう漏らし、「今後絶対しないって約束が出来ない」「余計な事したって感じの言い回しがしっくりこなくてモヤモヤする」と訴えている。