菅義偉官房長官は6月5日の会見で、聴取を受けた人の同意を前提に、必要な範囲で公開する考えを明らかにしている。だが、実際の政府の対応は明らかに後退している。6月18日に民主党の長妻昭衆院議員が提出した質問主意書では
「吉田調書については、原発政策の国民的な議論のため、国民に向けて全面公開すべきと考えるが、いかがか」
と調書の内容を公開するように求めているが、政府が6月27日に閣議決定した答弁書では、吉田氏の上申書の内容を根拠に
「ヒアリング結果は公開しないこととしているものである」
と結論付けている。
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