エボラ出血熱、感染封じ込めに6か月必要か 国境なき医師団が見通し明かす

   国際NGOの国境なき医師団（MSF）のジョアンヌ・リュー会長は2014年8月15日ジュネーブで会見し、エボラ出血熱の西アフリカでの感染の広がりは「今までに経験したことがない」とした上で、封じ込めには少なくとも6か月かかるとの見方を示した。MSFは西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネの３か国で医療支援活動を行っており、リュー会長は10日間にわたって現地を視察していた。

   世界保健機関（WHO）の8月15日の発表では、エボラ出血熱の感染が原因とみられる死者の数は1145人にのぼっている。