おにぎり作りで選抜クラスから転籍とスポーツ紙報道 春日部共栄野球部女子マネ、これは美談か?大議論に

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「話が広がっており、戸惑っています」

   春日部共栄高校野球部の女子マネージャーについては、2013年8月15日にBS朝日の番組「スポーツクロス」で特集が組まれていた。

   番組では、当時2年生だった女子生徒も出演し、選手らにはご飯にふりかけをかけて出していたが、前年冬ぐらいから「部員が食べやすい」とおにぎりに変えたと説明していた。もともとは、栄養士のアドバイスから夏場に選手が体重を落とさないようにするのが目的だったそうだ。

   映像を見ると、おにぎりを手で握っていたわけではなく、プラスチック製の型にしゃもじでご飯を詰めて作っていた。また、当時は、女子マネージャーが計8人もおり、1人で作っていたわけではなかった。

   ほかの新聞報道によると、現在のマネージャーは、生徒のほかに、下級生6人がいる。生徒だけに負担がかかっているわけではないらしい。とはいえ、部員120人もがおにぎりを食べるため、多いときは1日で1000個も作るといい、かなりの重労働であることに変わりはないようだ。

   春日部共栄高校の教頭は、取材に対し、生徒がクラスを転籍したことは学校側からの働きかけではないと説明する。

   「野球部のマネージャーに専念してほしいから、クラスを変えてほしいと言ったということはありえません。クラスは、基本的に本人の希望で学年が上がるときに変えることができます」

   ネット上で出ている様々な意見については、こう言う。

「何ともコメントしようがありませんが、おにぎり作りは女性の仕事だと、性的差別をしていることはないと思います。マネージャーは、ほかの学校でも一般的に行われていることをしているのでは。もちろん男性でもよく、現在は男性がいませんが、以前はいたことがあります」

   報道で騒ぎが過熱することを懸念しているといい、「本人の意思とは関係なく話が広がっており、戸惑っています」と漏らした。今後については、「野球部でどう考えるかは分かりませんが、間違ったことをしたわけではないので、マネージャーのすることは特に変えていかないと思います」と言っている。

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