ドラえもん新作映画の「独自設定」に賛否 セワシの考えに反する言動とるとドラえもんの体内に強烈電流

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「舞台装置としてうまい」「ドラえもんは奴隷じゃない」

   「サンケイビズ」Webサイトで8日に公開された記事で、電流についてなど、これが詳しく紹介されていたこともあり、まだ映画を見ていない人たちの間でも話題になった。

   インターネット上には鑑賞者を含む人々からさまざまな意見があがっている。

「この設定があるから短い時間でも上手くまとめられたと思う」
「なくてもいいっちゃいいんだけど、有無を言わさずドラえもんとの別れの場面に切り替えられるので、舞台装置としてうまいこと使えましたね」
「子供にとってストーリーの展開が分かりやすいし、意外とこういう効果は子供心くすぐると思うけど」

などと評価する声が多数出ている一方、

「ドラえもんは奴隷じゃないし、そういう設定が入ったらあの『安心して未来に帰れないんだ』の名台詞の意味がガラッと変わっちゃわないか」
「ドラえもんを『友達』というポジションから引きずり下ろす悪魔みたいな設定を見た気がする」

といった批判的な意見も少なくない。設定への意見や鑑賞者の受け取り方はさまざまなようだ。

   なお、「成し遂げプログラム」の狙いについて、八木竜一さんとともに共同監督を務めた山崎貴さんは

「ドラえもんの葛藤がしっかりと描けるし、のび太との出会いと別れを効果的に表現できる。最初はドラえもんがのび太と一緒に暮らすことを嫌がり、友情を育んだ後半はのび太と別れたくないのに未来へ帰らねばならなくなる。便利な装置でしょう」

と「サンケイビズ」内の記事で説明していた。

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