マツダがターンパイクの命名権取得 「走り」への意思表示か、新型車に期待高まる

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公道テストのコースとしても使用

   箱根ターンパイクは1965年のオープン以降、戦後の高度成長とともに日本のモータリゼーションに大いに貢献してきた。小田原から箱根・大観山(標高約1000メートル)まで一気に駆け上がるコースは日本屈指の中高速コーナーが続き、ダイナミックなドライビングが楽しめる。かつて黎明期の自動車メーカーは、ターンパイクで登坂力や耐久性の試験を行い、ターンパイクをストレスなく走れることが高性能の証だった。

   このため今も自動車メーカーが公道テストのコースとして使用するほか、「カーグラフィック」はじめ自動車雑誌やテレビ番組の撮影にも頻繁に登場する。試乗レポートなどで、「撮影協力 箱根ターンパイク」などのクレジットを見たことがある人は多いだろう。

   今回のマツダのネーミングライツ取得は、マツダの今後の新車開発を占う点で重要な意味をもつ。かつてマツダの走りの象徴だったロータリーエンジンが消えた今、マツダの中でターンパイクを走るのにふさわしいスポーツカーはロードスターしかない。マツダは次期ロードスターにもスカイアクティブ技術を搭載し、走りと燃費性能を両立させる方針だ。これから登場する新型ロードスター、新型デミオなどは、ターンパイクを意識したスポーティーなクルマとなるのは間違いない。

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