「恋チュン」はOKだが「Happy」はだめ 神奈川県、楽曲使用料巡り「踊る動画」制作を断念

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   ファレル・ウィリアムスさんという米国の歌手が歌っている「Happy」という曲をご存知だろうか。各国のネットユーザーがミュージックビデオを真似た「踊ってみた」動画をYouTubeに公開し、世界的な話題になっているのだ。

   日本から神奈川県も「参戦」しようとしたのだが、残念ながら失敗に終わってしまった。

本家MVはYouTubeで3億8000万再生の大人気

黒岩知事もノリノリで踊っている(YouTubeより)
黒岩知事もノリノリで踊っている(YouTubeより)

   「Happy」は2013年7月公開の米国の3Dアニメ映画「Despicable Me 2(邦題:怪盗グルーのミニオン危機一発)」の中で使われ、11月にシングルとして発売された。

   とにかく「僕はハッピーだ」と繰り返し歌われていて、聞いているだけで気持ちが穏やかになるような曲だ。ビルボードの総合シングルチャートでは10週連続全米1位という快挙を成し遂げた。

   街中で老若男女が思い思いに踊っているミュージックビデオも「自然と笑顔になる」と注目を集め、YouTubeでは公開から約9か月で約3億8000万回もの再生回数を誇っている。

   YouTubeでは世界中から「踊ってみた」動画が投稿されるように。クロアチアのスプリットやイタリアのフィレンツェ、中国の北京などの街中で、人々がHappyに合わせて自由に踊っているというものだ。日本からも、東京・原宿や虎ノ門、福島、熊本など、多数の都市のユーザーから「Happy踊ってみた」動画が投稿されている。

   この世界的人気に注目したのが神奈川県だ。海外向けの県PR動画として、Happyに合わせて黒岩祐治県知事をはじめ県庁職員、県内で働く人々らが踊るという動画を制作し、公開するはずだった。

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