「眉の回りが赤く腫れて痛みがある」
国民生活センターにはアートメークで受けた危害の相談が寄せられており、
「1週間ほど前アートメイクをしているサロンで眉のアートメイクを受けた。業者の説明では多少は腫れるがすぐに治まるとのことであったので安心して受けた。しかし施術中から痛く、今も眉の回りが赤く腫れて痛みがある。恥ずかしくて外出もできない」
といった事例がウェブサイトに載っている。
また、体に色素を入れるので、アレルギーを起こす可能性がある。業者サイト上のアートメーク宣伝ページには、FDA(米国食品医薬品局)が認可した色素を使用し「安全」であることが強調されているが、それは化粧品として認可されているだけだ。入れ墨としてではない。
他にも感染症の危険性があるほか、除去には入れた時の倍以上の時間と費用がかかるといい、同センターでは「どうしてもアートメイクを希望する場合は、医療機関で行うべきである」と消費者にアドバイスしている。