EXILEやその系列グループには、オーディションを受けて加入したメンバーも多く、様々な経歴を持っている。例えばボーカル・TAKAHIROさんは、元は美容師だった。三代目J Soul Brothers(JSB)のボーカル・今市隆二さんは元圧接工で、「歌うガテン系」というキャッチフレーズも付けられた。
三代目JSBのパフォーマーで2014年4月にEXILEにも加入した岩田剛典(たかのり)さんも、かなり異色な経歴の持ち主だ。実家は豪邸で中学から慶應の秀才、大学を卒業して大手企業に就職する予定だったがダンスの道に進んだらしい。
愛知の豪邸出身、英才教育を受けるため中学から上京
岩田さんの経歴が広く知られるようになったのは、14年6月22日放送の「情熱大陸」(TBS系)三代目JSB特集がきっかけだ。
「慶應大学出身、岩田剛典」「大手企業からの内定を受けながら、オーディションに臨んだという変わり種」というナレーションでの紹介から始まり、カメラは岩田さんが愛知県内の実家へ向かうタクシーの中に。「元々成績はいい方だったんですよね。今じゃ考えらんないなとか思うんすけど(笑)全国模試のランキングに食い込んでくるみたいな」と、あっけらかんと語ってみせた。
ナレーションでは「英才教育を受けるため中学から上京し、6年間母親と2人暮らし」「内定を蹴った時に母親は泣いた。それでも自分が選んだ道を進みたかった」という過去も紹介された。
岩田さんが足を踏み入れた実家は、木々が生い茂る広大な庭を歩いた先に大きな邸宅があるという、「豪邸」そのものだった。今では親も応援してくれているようで、家の中には岩田さんの写真集が並べて飾ってあった。
「全てを捧げてEXILEとして生きていきたい」
岩田さんは14年7月22日放送の「週刊EXILE」(TBS系)でもフィーチャーされた。
岩田さんは高校3年生の冬にダンスと出会い、大学4年間はダンスにのめり込んだ。大手企業から内定が出たため卒業後は就職するつもりだったが、所属していたダンスチームの先輩だったEXILEの小林直己さんから新ユニット(三代目JSB)への誘いを受け、内定を蹴ったという。
EXILEに加入した今、「全てを捧げてEXILEとして生きていきたい」という強い覚悟を語っていた。
これらの番組を見ていたファンはネット上で「岩ちゃん(岩田さんの愛称)、勉強家で、かなりの豪邸育ちやったんや・・ビックリ」「岩ちゃん本物の王子様じゃんか」「がんちゃんの覚悟すごいなーー!!」などと盛り上がっていた。
ファン以外にも話題は広まっていき、「実家が超お金持ちで中学から慶應ボーイで大手企業の内定蹴ってJSBとか、漫画に出てくる『そんな奴いないいない!ww』的キャラ」「何不自由ない生活してきたんだろうな・・・はぁ・・・」「もう嫉妬すらおこがましい」と、やはり驚き呆れている人が多いようだ。