「万引き品、返さなければ顔公開する」 「まんだらけ」の異例警告が波紋

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   漫画の古本などを販売する「まんだらけ」が、東京都内の中野店で玩具を盗んだ万引き犯に対し、1週間以内に返さないと顔写真を公開するとホームページ上で警告して、物議を醸している。

   中年ぐらいの男性が廊下で両手に袋を持って歩いている。ホームページでは2014年8月5日、顔にモザイクを入れて、男性の姿を写真で晒した。

25万円もする鉄人28号の玩具盗む

異例の警告が話題に
異例の警告が話題に

   その警告文によると、万引きの犯人は前日の17時ごろ、まんだらけの中野店4階にある、昭和レトログッズなどを扱う「変や」のコーナー内で、25万円もする野村トーイ製玩具「鉄人28号 No.3 ゼンマイ歩行」を盗んだ。

   ホームページには、鉄人28号の玩具の写真も載せてある。警告では、1週間後の8月12日までに盗んだ玩具を返しに来ない場合は、「顔写真のモザイクを外して公開します」と宣言している。

   男性の写真は、説明はないが、防犯カメラに写っていたものらしい。

   この警告は、ネット上でたちまち話題になり、賛否両論になっている。「どんどん晒せ」「こういうのが増えたら万引きが減るな」と支持する声が上がった一方で、「法的にはNGなんじゃないの?」「万引き犯に制裁を課するのは司法だろ」といった異論も出されている。

   書店などでの万引きは跡を絶たず、各店とも対策に頭を抱えているようだ。今回のように万引き犯を晒し者にしようとするケースも次々に出ており、最近では、大阪市内の鮮魚店で13年5月に、万引きした客の写真を店内に張り出したケースがある。

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