ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん(40)が、ツイッターでの領土問題に関する発言が原因で、レギュラー出演を予定していたテレビ番組を降板させられたことを明かした。
田村さんが発言したのは2014年8月1日放送のネット番組「ニューズオプエド」でのことだ。上杉隆氏が司会の番組にゲスト出演し、テレビ業界の自主規制をテーマに語った。
「領土問題とか言っちゃうと仕事にすぐ影響します」
田村さんが番組で語った内容によると、テレビ業界は自主規制で表現の幅を狭め、それが次第に「ルール」となってしまい、さらに限られた表現しかできなくなる、という悪循環に陥っている。「オレたちひょうきん族」「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」などの過去の番組名をあげながら、「昔のテレビの方が楽しいのは事実」と話した。
共演者から田村さんの場合は「言ってはいけないことがなさそうなイメージ」だと指摘されると、
「でしょ!めちゃめちゃ言葉選んでますから。それが癖になっちゃって『本当はここまで言っていいのに怒られるから言わないでおこう』っていうのが、ここ10年ぐらい染みついちゃって」
と語った。自主規制の緩い「MXテレビ」などに出演すると、「こんな表現してよかったんだよね」とうれしくなるそうだ。
テレビ業界でお笑いタレントが政治的な発言をするのも難しいようで、自身のツイッターでの発言がきっかけで仕事を失ったこともあるという。「領土問題とか言っちゃうと仕事にすぐ影響します」と話した。
竹島問題で日本と韓国が揉めている時にツイッターで、「国際司法裁判所で争うのが一番いいのでは」という主旨の発言したところ、「レギュラー番組決まってたのが一本なくなっちゃった」。
「こんなやつはMCとして使えない」
降板の理由は「韓国側のスポンサーがついているから『こんなやつはMCとして使えない』」というものだった。田村さんは「どうぞどうぞ、そんなことだったらおれだってやりたくないし」という心境だったが、「仕事が無くなることを恐怖だと思っている人は発言を控える」と問題点を指摘した。
田村さんの発言に対してネットでは、「検証のしようがない事をドヤ顔で言われてねぇ・・・」「嘘くさい。明るみに出てない出来事は何とでも言える」などの意見が出た一方で、
「よく言ったとは思う」「田村さんは国士や!」「コイツ好かんけど、立場上これはかなり勇気がいる発言」
と評価する声も少なくない。