弁護士は「一人暮らしは間違いだった」とも
ただ、こうした状況がどこまで正確かはまだはっきりしていない。父親の対応について報じられると、ネット上では、「別の誰かが被害に遭うとは考えなかったの?」「だから、入院させろと言ったんでしょうにね」「保護者として無責任だな」といった批判が上がった。加害少女をマンションに一人暮らしさせるときにも、少女を入院させたり、警察に相談したりするよう精神科医から言われなかったのかという指摘も出た。
父親は、2014年8月2日になって、知人の弁護士を通じて、事件について書面で釈明した。「どんな理由、原因でも娘の行為は決して許されるものではない」と謝罪しながらも、「複数の病院の助言に従いながら夫婦で最大限のことをしてきた」と対応の不備を否定した。
弁護士も、マスコミの取材に応じ、「父親は少女が第三者に危害を加えるようなことをするという認識はなかったのだろう」と説明したと報じられた。個人的な考えとして「一人暮らしをさせたのは間違いだったと客観的に思う」と述べたという。しかし、弁護士は「父親が放置していたということは絶対ない」と相次ぐ批判に反論している。
J-CASTニュースでは、父親が経営する士業の事務所にも取材したが、「業務以外のことはお答えしていません」とスタッフが答えた。