タレントであり、司会者としても評価されているSMAPの中居正広さん(41)だが、司会を務める番組で出演者の名前を読み間違えるミスがあった。
視聴者からは「名前を間違えるなんて失礼!」など叱責する声も上がったが、名前をあえて読み間違えることが「中居流の愛情表現」という見方もある。
安住アナは正しく読んでいるのに…
中居さんは2014年8月2日から3日にかけて、13時間以上にわたって生放送された音楽番組「音楽の日」(TBS系)で司会を務めた。
3日深夜2時すぎ、フジテレビ系のリアリティー番組「テラスハウス」で「まいまい」として人気を博したchay(チャイ)さんが登場したのだが、中居さんは紹介する際、思い切り「チェイさん」と呼んでいた。本人も、もう1人の司会の安住紳一郎アナウンサーも特に訂正することはなかったが、その後安住アナがchayさんを呼ぶ時は「チャイさん」と正しく発音していた。
その20分ほど後、NMB48の山本彩さんと元AKB48の河西(かさい)智美さんが登場した。最初に紹介した安住アナは「やまもとさやかさん、かさいともみさんです」と正しい読み方で呼んでいたのだが、山本さんが歌のスタンバイに入った後、中居さんは河西さんに「さあそして、かわにしさんですけども」と話を振った。これも特に本人も安住アナも訂正せず。2人が歌い終わった後も、中居さんは「山本さん、かわにしさん、ありがとうございました!」と、やはり読み間違えていた。
河西智美自身も読み間違えられることをネタにしていた
中居さんの読み間違えに対し、深夜だったこともあってか、ネットで実況していた視聴者からは「つかれてるんだよね、うんうん」「ドンマイ」など同情の声も上がったが、ファンとみられる人々は気に入らなかったようで「かわにしじゃねーから中居」「失礼極まりねぇ」「名前間違いはよくない!」など、怒りも書き込まれた。
一方、ジャニーズファンからは「中居くんが名前を間違えるのは愛情の表れだ」とする意見も書き込まれている。これまで司会をしてきた中で、売り出し中の事務所の後輩が自身の番組に出演した際にわざと名前を間違え、本人に自己紹介させるというやり方をすることがよくあったようだ。
音楽の日では、三代目J Soul Brothers(JSB)が出た時も、中居さんはNAOKIさんというメンバーに対し「NAOTOさん」と間違えて呼びかけ、「あ、NAOKIです」と本人から訂正されていた。その後トークを繰り広げて歌の披露となったのだが、中居さんは「NAOKIさんは普段もっと面白い人ですよね?すいませんNAOKIさんの面白さ引き出したかったんですけど」と言っていた。三代目JSBのファンの中には「NAOKIを面白くするために名前を読み間違えてくれたのかも」という見方をする人もいた。ただし、chayさんと河西さんに対してもこういう気持ちがあったかどうかは不明だ。
ちなみに河西さんも「かわにし」と読み間違えられることはよくあるようで、自らネタにしていたこともある。2010年開催のAKB選抜総選挙用ポスターでは、河西さんの怒ったような表情の写真とともに「・・・っだから カワニシじゃないってば!!」という文章が書かれていた。