日本の富裕層が海外に持っている資産が2兆5000億円に上ることが、国税庁のまとめで分かった。NHKが2014年7月31日に初めて明らかになったと報じた。
これは、海外に5000万円超の資産を持つ人が、確定申告で資産申告を義務づけた「国外財産調書制度」がスタートしたのを受けた。スイスなどのタックスヘイブンに資産を隠すケースもあることからできた制度だ。報道によると、13年末で5539人が1人当たり4億5000万円超の資産を持っていることが申告の結果分かった。資産は、株などの有価証券が約6割と多かった。