夏の甲子園「神奈川のドクターK」が名乗り 決勝で20奪三振にシンデレラボーイの予感

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2年前のスター、松井裕樹との共通点

   吉田はこれまでほとんどノーマークに近かったようだが、一瞬にして注目の投手に躍り出た。まさにシンデレラボーイ。これからメディアの追っかけが始まる。

   早くも「第2の松井」との評価である。

   松井とは12年の夏の甲子園で22奪三振を記録した同じ神奈川県の桐光のエースだった松井裕樹のこと。ドラフト1位で楽天に入団した今シーズンのルーキーだ。

   吉田と松井は共通点が多い。同じ神奈川県、2年生、決め球はスライダー、など。

   横浜スタジアムで吉田が大記録を作ってから数時間後、松井が山形でのソフトバンク戦で先発した。7回を投げ、3安打、6三振。心配されたコントロールも3四球と落ち着いた。2失点で5敗目となったが、先発の役目は果たした。同じ日に投げたというのも何かの縁なのだろう。

   吉田の東海大相模といえば、巨人・原監督の出身校。この点も話題に輪をかけてマスコミに取り上げられるだろう。

「来年のドラフト会議で巨人が1位指名するのでは」

   そんな声も出ている。

   吉田のピッチングはすでに間違いなく全国区。地方予選を勝ち抜いたチームには他にも優れた投手が少なくないが、奪三振20というのは突出している。甲子園大会の目玉になったことは間違いない。

(敬称略 スポーツジャーナリスト・菅谷 齊)

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