ウサギの女の子のキャラクター「ミッフィー」の生みの親で、オランダの絵本作家、ディック・ブルーナさん(86)が2014年7月30日に活動中止を発表した。現地メディアが報じた。新しいキャラクターは今後もう出さないという。
ミッフィーは1955年に誕生。絵本は全世界40か国の言語に翻訳され、世界中で親しまれている。その後、絵本のみならずキャラクターグッズ、ミュージカル、映画、そしてアニメにもなった。ブルーナさんの出身地であるユトレヒト市にはミッフィーの銅像や博物館もあり、毎年多くの観光客が訪れる。
ブルーナさんは1927年に出版社オーナーの息子として生まれ、デザインやイラストの創作活動を行ってきた。シンプルな線と明るい色使いで独自の描写スタイルを確立。日本の絵本作家やデザイナーにも多大な影響を与えたと言われる。