総務省は、全国の住宅に占める空き家の割合が2013年10月時点で過去最高の13.5%にあたる819万6400戸にのぼったと、2014年7月29日に発表した。空き家率は前回調査(2008年)から0.4ポイント高まった。空き家の戸数も08年から62万8500戸増えた。
空き家の戸数を都道府県別でみると、東京都が81万7200戸と最多。次いで大阪府が67万8800戸、神奈川県が48万6700戸となっている。
また、住宅全体に占める空き家の割合は、山梨県が22%と最も高く、次いで長野県が19.8%、和歌山県が18.1%と続く。
空き家が増加する背景を、総務省は「人口減少と高齢化のほか、空き家を撤去した場合、土地にかかる固定資産税の軽減措置がなくなってしまうため撤去に踏み切れないといった事情もある」とみている。