総務省が2014年7月29日に発表した6月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯あたり27万2791円で、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同月に比べて3.0%減少した。減少は3か月連続。マイナス幅は5月(8.0%減)から縮小した。
消費支出の内訳をみると、駆け込み需要の反動減で洗濯機や冷蔵庫など家具や家事用品が6.8%減少。一方、住宅リフォームなどの住居は9.6%増えた。高額でぶれが大きい住居と自動車を除いた消費支出は、3.7%減と前年実績を3か月連続で下回った。
勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯あたりの消費支出は29万5738円で、前年同月比4.5%減と3か月連続で減少した。実収入は6.6%減の71万375円と9か月連続のマイナスだった。
総務省は消費支出の基調判断を「このところ持ち直している」に、16か月連続で据え置いた。