「解散は絶対しないが何度か考えたことはあった」
今年の27時間テレビのメーンパーソナリティーは「SMAP」で、いまや風物詩のようになったSMAPの解散について掘り下げ、それで視聴率を稼ごうという戦略だった。番組では各界著名人が「SMAPへの弔辞」として過去に起きた事件や解散などについて鋭い質問を浴びせたり、SMAPの解散を扱ったドキュメンタリー風のドラマ「俺たちに明日はある」などが放送された。
ドラマに関してはリアルな作りをしていて思わず引き込まれた、とか、途中から見た人の多くは本当にSMAPが解散すると信じ込んだ、などといった感想も挙がっていたが、「茶番すぎてつまらない」「やりすぎだ!」といった批判もあった。そうした人たちが番組に飽きてしまい「STAPは解散しまぁす!」などとやり始めたようだ。ちなみに番組で解散についてSMAPメンバーは、「解散は絶対しないが何度か考えたことはあった」などと語っていた。
この27時間テレビ、14年7月26日午後6時30分から翌日27日の午後9時近くまで放送されていて、そして、この日の午後9時から始まったのがNHKスペシャル「調査報告STAP細胞」だった。この番組の存在がネット上のちょっとしたSMAP騒動を誘発させた原因らしい。