メダルの累計販売は14年内に1億枚を超える見通し
そして今回の前売り券の特典の一つが「フユニャン」メダルと「Sレア ジバニャン」カード。ファンはなにがなんでもこれが欲しかったのだ。
コレクションとして欲しいだけではなく、メダルは子供用玩具として発売されている「妖怪ウォッチ」のリストバンド用メダルでもある。メダルをはめ込めばキャラの声や音楽が流れる。この玩具は既に数十万個が販売され品切れ状態が続いている。またメダルには「ニンテンドー3DS」用ゲーム「妖怪ウォッチ」に使えるシリアルコードが付いていて、そのコードを打ち込むことによって今回の「フユニャン」をゲームで使えるようになる、という特典も付いているのだ。「Sレア ジバニャン」カードは、業務用ゲーム「妖怪ウォッチ ともだちウキウキペディア」に使用でき、「ジバニャン」キャラを味方にして戦闘ができる、ということになっている。
実は、現実社会でも子供たちやその親は、「妖怪ウォッチ」の腕時計型玩具や、ゲームで遊ぶためにメダル集めに奔走している。登場するキャラクターが描かれているこのメダル単体の売れ行きも凄まじく、売り切れ店が続出し、玩具メーカーのバンダイは今夏に月産1千万枚強に増やした。メダルの累計販売は14年内に1億枚を超える見通しなのだという。
それだけにファンである子供や親は今回の前売り券特典メダルが欲しかった、というわけだ。現在、オークションサイトではそのメダルが高額で大量に売られている。50万があっという間に無くなったのは「転売屋が買いあさったせいだ」という批判が多く出ているが、これは異常人気のせいで転売とは関係ないようだ。