「なんでアメリカにひとつひとつ説明する必要があるのか!」
NHK関連の記事の信ぴょう性は不明なまま、フライデーは7月25日発売の8月8日号でも「内幕スクープ!」と称して菅氏を批判した。記事は「菅官房長官がアメリカに逆ギレ!外相の訪米止めて大迷走」と題して、菅氏が岸田氏の訪米計画に難色を示したと指摘する内容だ。
発端は岸田氏が7月7日に米国のケリー国務長官と電話会談した際のやり取りだ。ケリー氏は安倍首相が拉致問題に関連して訪朝すれば「日米韓の連携が乱れかねない」などと懸念を表明し、北朝鮮との交渉については事後報告ではなく事前に米国と相談するように釘を刺したとされる。
このような状況で、読売新聞が7月16日夕刊で「岸田外相が、来週に訪米する意向を米側に打診していた」と報じた。ケリー氏との会談が予定されているとして、記事では「会談を通じて懸念を払拭する狙いがありそうだ」と分析した。ここで言う「来週」は、月曜日が海の日の7月21日で、金曜日が7月25日だ。
フライデーの記事によると、菅氏は遅くとも7月15日の時点で
「なんでアメリカにひとつひとつ説明する必要があるのか!概略だけ伝えれば十分だろう。これは日朝の話し合いなんだから(アメリカは関係ない)」
と「逆ギレ」したという。