フライデー、菅官房長官「攻撃」を連続で展開 「NHKにクレーム」の次は「訪米つぶし」?

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   写真週刊誌「フライデー」が、菅義偉官房長官の批判を続けている。2014年7月11日発売号では、菅長官がNHKに出演した際にキャスターの質問に立腹してNHKにクレームを入れたと指摘。

   これに対して菅氏は「あまりにもひどすぎる記事」と全否定したが、その2週間後のフライデーの誌面では、菅氏が岸田文雄外相の訪米を阻止したと報じた。だが、その信ぴょう性は疑わしく、菅氏の会見では、事実関係を確認する質問すら出なかった。

NHK批判記事に「まったくありえない。あまりにもひどすぎる記事」

7月25日の官房長官会見では、「フライデー」記事に関する質問は出なかった
7月25日の官房長官会見では、「フライデー」記事に関する質問は出なかった

   発端は2014年7月11日発売の「フライデー」7月25日号に「安倍官邸がNHKを『土下座』させた一部始終」と題して掲載された記事。記事では、7月1日に菅氏が出演した「クローズアップ現代」で国谷裕子キャスターが集団的自衛権について菅氏に鋭い質問をしたことについて、官邸側がNHK上層部に対して「君たちは現場のコントロールもできないのか」などと抗議したと伝えている。

   7月11日午前の会見で事実関係の確認を求める質問に対して、

「まったくありえません。ひどい記事だと思いました」
「まったくありえない。あまりにもひどすぎる記事」

と全否定。同誌への抗議については

「事実と全く違うということなので、抗議したら効果があるかどうかを含めて考えたい」

と、やや突き放した様子だった。菅氏が特定の記事について、ここまであからさまに不快感を示すのは珍しい。NHKの籾井勝人会長も7月15日の会見で、記事内容を「事実無根」と否定している。

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