右ひじのけがで「本格復帰」遅れるのは避けられない
NHKの取材班は、長時間にわたって小保方氏につきまとったようだ。今回、小保方氏に非は全くない。記者から質問を投げかけられたが回答を拒んだそうだが、その場を切り抜けるなら支障のない範囲でコメントする手もあったかもしれない。精神的に余裕がなかったのか、取材と称して追い回される状況にパニックになり、恐怖すら感じていたのだろうか。
注目は、STAP細胞の検証実験への影響だ。右ひじのけがということもあり、小保方氏は「実験に支障が出る。悔しい」と語ったという。7月から理研での実験に参加しているが、11月までには一定の成果を出さなければならない。しかも入院などでブランクが生じたために、現段階では本格実験に入る前の準備と位置づけられている。実験では微妙な手の動きが要求され、そのための「勘を取り戻す」最中のけがにより、本格復帰が遅れるのは避けられそうもない。
インターネット上では、NHKを批判する意見が大部分だが、小保方氏に対する少々いじわるな書き込みも見られた。「これでSTAP細胞が無いことを証明しないで済むね」「やましいこと無ければ逃げる必要ない」「逃げ回っても解決しない」という具合だ。「STAP細胞はあります」と断言して以降、目に見える結果が提示されていない現状にいらだちを募らせている人が少なくないのかもしれない。