国連開発計画(UNDP)の2014年版「人間開発報告書」によると、国民生活の豊かさを示す「人間開発指数(HDI)」で日本は17位と、1つランクを落とした。7月25日に、UNDPが発表した。2013年版で日本は当初10位だったが、その後計算し直したところ16位にランクを落としていた。
ランキングの1位はノルウェー。以下、オーストラリア、スイス、オランダ、米国と続く。ドイツが6位、韓国は15位、フランスは20位、ロシア57位、中国は91位だった。
今年の報告書のテーマは、「脆弱を脱し強靱な社会をつくる」。防災の重要性についても触れ、東日本大震災では「津波早期警報システムや厳格な建築基準」などにより多数の命が救われたとし、全世界で時間をかけてインフラ、教育などに投資し、防災レベルを高めるべき、とした。