またしても、一般人のツイートが「炎上」する騒ぎがあった。自宅の火災現場を写真付きで投稿し、「火事までツイッターのネタにするとは」などと非難されたのだ。
しかし今回は、注目を集めリツイートを稼ぎたいという、いわゆる「バカッター」ではなかった模様だ。全焼した家を見せることで、訴えたいことがあったらしい。
「ツイートする余裕がある屑」「バカツイッタラーのかがみ」
「おうち全焼しました」
あるツイッターユーザーが2014年7月23日、日付が変わってすぐにこんなツイートを投稿した。
弟がやかんを空焚きしていたのが原因といい、すっかり焼けてしまった家の周辺で消防の人々が立っている写真をツイートした。
ツイートは1000回以上リツイートされる騒ぎになり、心配やアドバイスなどのリプライが寄せられ始めたが、中には「ツイートする余裕がある屑」「おうちが全焼したのにツイートするだなんて!バカツイッタラーの鏡(原文ママ)のような人ですね!」などユーザーを罵倒するようなツイートを投稿する人も現れた。
まとめサイトでも、「自宅の火事までツイートのネタにするようなバカ」として取り上げられ、炎上状態になってしまった。
「このツイートみて誰かが家族を救えれば」との思いが
一般的に「バカッター」と呼ばれるようなツイートは、注目を集めたい一心で、またその場の「ノリ」が高じて投稿されるケースが多いとみられる。
一方で今回の「おうち全焼」炎上騒動は、「バカッター」とは一括りにできなさそうだ。
ユーザーは現場の写真をツイートした後、「これだけは言わせてくれ。おまえら。とりあえず家族だけは外に出せ 俺だってパソコン失って愛猫失って財布も服も失っても妹と弟だけは守れたんだ」「このツイートみて誰かが家族を救えればいい」とも投稿している。衝撃的な写真を見せることで、火事の怖さや実際起こった時にどうすればいいかを伝え、注意を促したかったようだ。
さらに非難されていることを受け、「通報して消火活動おわっていましたし俺ができることを考えた結果このようなツイートになひました(原文ママ)」と釈明している。