外務省「通常の邦人援護活動は極めて困難」
同イベントはマスコミの受け入れを北朝鮮へ要請しているというが、バラエティ番組の撮影は実現可能なのか。朝鮮総連の広報担当者は「テレビ各社から取材の申請があるんですけど、窓口になっているだけで、許可が出るかどうかは本国で決まります。バラエティがいいとか悪いとかは答えられません」と話していた。
日本から北朝鮮への渡航自粛要請が解除されたことで今回のツアーは実現した。しかし外務省は渡航情報で「安全保障上の状況変化等により、事態が急変することがあります」と、報道関係者を含め、不要不急の渡航は控えるように呼び掛けている。北朝鮮で何らかのトラブルに巻き込まれても、通常の邦人援護活動をするのは極めて困難だという。2014年4月に入国した米国人2人が「観光目的に反する違法行為をした」として身柄を拘束されたこともあった。