大分県教組が「慰安婦ツアー」違法募集 産経が1面トップで批判

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「『慰安婦』歴史館」には強制連行主張する展示

   産経新聞は一連の経緯を「『慰安婦ツアー』違法募集」という見出しで大々的に報じ、「旅行内容にも疑問の声が出ている」などと非難している。その根拠のひとつが、募集広告にある

「韓国の中学校での交流や韓国の日本軍『慰安婦』歴史館・反日運動家の監獄として使用された『西大門刑務所跡』などを見学」

という文言だ。この「歴史館」では、元慰安婦の女性が日本軍に強制連行されたとする韓国側の見解が紹介されているが、日本政府は「軍による強制連行はなかった」とする立場だ。産経記事では識者が

「教職員組合が義務教育段階の中学生に対し、違法な広告を出してまで政府見解や教科書記述に反する主張をする施設への旅行を募るのは極めて不適切」

とコメントする形でツアーを批判している。

   ツアーの募集広告では、

「親子1組(2人)2万5千円で30組を募集!応募者多数の場合は抽選」

という文字も目立つ。大手旅行会社が売り出している大分発ソウル行きの2泊3日のツアーでは、大人1人で3万8900円~43900円。県教組のツアーが格安なことがわかる。これは県教組が助成金を出しているためだが、この点も産経記事では「助成金出し 格安『反日』」という見出しで批判している。

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