倉敷女児監禁の容疑者の「異常な言動」を解く 専門家「小児愛だが精神病ではない」

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   岡山県倉敷市の女児監禁事件で逮捕された藤原武容疑者(49)が「自分の妻です」などと異常な言動をしていることについて、専門家は、小児愛(ペドフィリア)の持ち主だとの見方をしている。これは、どんな精神状態なのだろうか。

   報道によると、警察が突入したとき、藤原武容疑者は、連れ去った女児(11)に部屋でテレビアニメを見せていた。部屋の壁には、少女アニメのポスターが張り巡らされていたとの情報もあった。

離婚経験もあって、成熟した女性が怖い?

   藤原容疑者はその際、警察に「私の妻です」と異様なことを話した。調べに対しては、「少女に興味があった。自分好みの女の子に育てたかった」と供述しているという。

   それを実現しようと、藤原容疑者は、着々と準備を進めていたらしい。

   2013年12月ごろには、自宅に1000万円近くかけて、外からカギをかけるタイプの窓のない防音の部屋を作っていた。女児もここで発見された。また、14年4月ごろには、犯行に使ったとされる銀色の小型車を購入した。そのころから、女児の自宅近くで何度も藤原容疑者の車が目撃されており、連れ去りのために下見をするなどしていたようだ。

   こうした異常な行動は、どんな精神状態から出たものなのか。

   精神科医の町沢静夫さんは、藤原容疑者は、小児愛、あるいは少女愛といった性的嗜好者ではないかと言う。

「このタイプの人は、成熟した女性が怖いと思っています。ですから、未成熟なものを求める方向に行ってしまいます」

   藤原容疑者は、30歳ごろに結婚したが、その後離婚したと報じられている。町沢さんは、こうした経験も反映していたのではないかと言う。

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