岡山県倉敷市で小学5年生の女児(11)が監禁され保護された事件で、逮捕された自称イラストレーターの男(49)の素性がわかってきた。
容疑者の自宅には美少女アニメのポスターが貼ってあったという証言も報じられたが、ネットでは監禁との関係あるのかと反発する声がでている。
イラスト仕事のためと、部屋を防音仕様に
監禁容疑で逮捕された男は2014年7月21日、岡山地検に送検された。NHKなどの報道によると「自分1人で連れ去り監禁した」と容疑を認めており、「女の子をナイフで脅して車内に連れ込んだ」と手口を供述しているという。
容疑者は30年以上前に引っ越してきて、当初は両親と姉と4人暮らしだった。数年前に父親は亡くなり、母親は介護施設に入居した。 1年ほど前に県外から戻ってきて、この家で一人暮らしを始めたが、近所付き合いはあまりなかったそうだ。
日本テレビ系「スッキリ!」に登場した高校の同級生は「印象の少ない友人というか。勉強も成績は優秀なグループですね。どちらかというと部活動よりは進学を中心にやっていくクラス」と話していた。
女児が発見されたのは容疑者の二階建ての一軒家の自宅。テレビアニメを見ているところを保護された。そこは2013年12月に防音のための改装工事を行った四畳半の部屋だった。外側から鍵をかけると内側からは開けられないようになっている。8月にリフォームの相談に乗った業者はフジテレビ系「とくダネ」の取材に対し、
「防音のリフォームをしたいというお話で、イラストの細かい仕事をしていて神経を使うから、音に気を取られたくない」
という要望だったと明かした。
また、二階にある部屋の一室にはアニメのポスターが貼られていたという。
「少女アニメのポスターを床と天井と壁にそれぞれまんべんなく貼っていました。普通に服を着たかわいらしい女の子という印象でした。これが私の描いた絵ですよと少女アニメの絵を見せてくれました。かなりうまいなという印象でした」