タレントのフィフィさん(38)が、ツイッターで突然「韓国賛美」を始めたと話題になっている。
フィフィさんといえば、右寄りの発言が多いことで知られる。突然の手のひら返しには、いったい何があったのだろうか。
発言後には「存分に韓国を褒めてやっただろ?」
フィフィさんはエジプト出身だが、2歳から日本に育った。また息子が日本生まれなこともあり、日本への愛情が強い。在日外国人の生活保護受給について「不自然」と発言するなど、以前から右寄りの発言を続けてきた。しかし2014年7月16日夜、突如として、
「韓国は素晴らしい人権大国!障害者差別も外国人差別もないし、隣国と友好関係を目指す国です!とても謙虚で、他国での優遇にも感謝してうまく共存しています。ネチネチ過去のことで、いびってたかったりもしません。自分の言動を棚に上げて非難するような国民性でもありません。見習うべき国民です♪」
とつぶやいた。そのまま受け取ると「韓国賛美」だが、これまでの発言から考えると「皮肉」に思える。案の定、その後ツイッターユーザーから「さすが排外主義者」と茶化されると、
「しつこいなぁ、勘弁してよ。存分に韓国を褒めてやっただろ?何が欲しいんだよ」
と返答している。フィフィさんの「ほめ殺し」にツイッターでは、
「皮肉とジョークは大人のたしなみ。それが分からない民族がいるらしい」
「嫌味も嫌味として受け取られなければただの賛辞でしかないからなぁ…」
「ナイスすぎるわこれ 流石フィフィ ただ問題は、あいつら文面通り取っちゃうんだよな」
といったコメントが出ている。
「韓流大好き♪ さてと、お仕事もらえるかな…」
「人権大国」発言に至ったのは、ヘイトスピーチを擁護したとして、「ネトウヨ」認定されたためだと思われる。国連人権規約委員会は15日と16日に、日本の人権状況を審査した。審査中、イスラエルの委員が、外国人へのヘイトスピーチが年360回以上行われたと指摘。これをフィフィさんは16日夕方、
「外国籍への生活保護受給も認めてるし、外国人留学生に対する援助等、実際は国民蔑ろで過剰なほど外国人を優遇してる社会ですよ?てか、ガザ殺戮真っ最中のおまいらに言われたくないとなぜ一蹴できない?」
と非難していた。
なおフィフィさんは頻繁に、過去のツイートを削除している。「人権天国」の前後にも、
「在日外国人に嫌がらせされてます。ネトウヨとか連呼されてます。ヘイトスピーチです。私の意見もいち外国人として受け入れられるべきです。マイノリティの外国人がマジョリティの外国人に、こんな言論の弾圧を受けています。日本のみなさん助けて下さい。そうまでして都合の悪い発言なのでしょうね」
「今月末、韓国に旅行に行きまーす!サンゲタン大好き♪ 韓流大好き♪ やっぱコスメは韓国に限るよね♪ さてと、お仕事もらえるかな…」
などとツイートしていたが、いずれも削除されてしまった。フィフィさんは以前から、政治的発言を理由とする「圧力」がかかっていると公言している。そのため「お仕事もらえるかな…」のツイートには、韓国にこびを売れば仕事が入るという皮肉が込められているのだろうか。