実は皇居内は冷房が効いていた
JOCに取材すると、茶会での様子を教えてくれた。外は暑かったが、皇居内は冷房が効いていて、選手がハンカチなどで汗をぬぐうことはなかった。また集合・解散場所までは自由な服装でよく、選手たちは更衣室で着替えていたという。
4月の園遊会にも代表選手が多数参加したが、みな思い思いの服装だった。これはJOCの「公式行事」でなく、選手個人が直接招待される行事のため。公式服装を着る「公式行事」は4月に行われた首相官邸表彰、16日の茶会、文部科学大臣表彰の3つを指す。
首相官邸表彰と同様に、茶会と文部科学大臣表彰についても早めの開催を依頼していたが、最終的にこの時期になってしまった。公式行事で着用するため、選手には五輪閉幕後も「服装を他人にあげたりしないように」と伝えていたが、すべての公式行事が終了した今は、
「これ以降は寄付したり、自分の地元に飾って頂いたりしても結構」
だそうで、扱いは選手の判断にまかせるとしている。