報道をきっかけに、LINE関連銘柄10%超上昇
LINEの上場申請の一報が飛び込んできたのが2014年7月15日午後のこと。同社は一たんは「当社が発表したものではない」としたが、注目の「大型上場」案件だけに、市場は敏感だった。
上場申請の報道を材料視した新興株式市場は東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均ともに続伸。「LINEフリーコイン」を販売するアドウェイズ(東証マザーズ)、ゲーム開発のエイチーム(東証1部)、コンテンツ配信のメディアドゥ(東証マザーズ)などのLINEの関連銘柄の株価は10%を超えて上昇した。
7月16日はLINE向けゲームを開発しているマーベラス(東証1部) が一時10.6%上昇して、年初来高値の1444円を記録。2006年5月以来の高値を付けた。
東京株式市場では、景気の回復などを背景にIPOが活発になっており、時価総額が1兆円規模とみられる企業にはLINEのほかにも、情報サービス大手の「リクルートホールディングス」もこの秋の上場に向けて審査手続きが進められている。
国内最大規模の大型上場が相次ぐことで、市場も大いに沸きそうだ。