国産か共同開発かで憶測飛びかう
ある防衛関係者は、取材に対し、こう明かす。
「国産ステルス機を量産化するかどうかは、政治がからむ話ですね。それに同盟国アメリカが絡んで複雑な話になっています。自衛隊としては、シビリアンコントロールになっていますので、上が決めたら従うしかないですよ。しかし、国産か共同開発かを巡って、いろんなところで憶測が飛び交っています」
防衛省の技術研究本部では、「こちらは機体を製造している側ですので、お答えできる立場ではありません。国産か共同開発かはこれからの議論ですので、私どもには分からないです」とだけ言う。三菱重工が初飛行させた後は、防衛省が15年度から2年間かけて飛行試験を行う予定だとした。次期戦闘機の名称が「F-3」になるかは未定だが、その可能性はあるとしている。