歌手でタレントのmisonoさん(29)が2014年7月13日放送のバラエティー番組「さんまのスーパーからくりTV」(TBS系)で披露した「替え歌」があまりに強烈だとしてインターネット上で話題になっている。
自身の恋愛観を赤裸々に表現した歌詞だったのだが、「いろんな人の子どもが産みたい」などと熱唱したのだ。
姉の恋愛感情「共感できない」
13日の放送では、同番組恒例の人気企画「芸能人かえうた王決定戦」が行われた。豪華な顔ぶれの芸能人が渾身の替え歌を次々と披露する中、misonoさんは9組目に登場した。
選んだのは、1993年に発表された広瀬香美さんの「ロマンスの神様」だ。misonoさんはこれを「ロマンスはご無沙汰」と題し、「ちょっと人とは違う自分の恋愛観」をテーマに歌い始めた。しかしその歌詞は、出だしから、
「子供が欲しい たくさん欲しい いろんな人の子どもが産みたい」
「今の法律 旦那は一人 『一妻多夫』望む私」
と、かなり衝撃的な内容だった。
サビでは「二番目ガール 浮気されても良い ちょっとみんなとズレている」という独自の恋愛観を堂々と歌い上げる。
他にも「彼氏の歯ブラシを使う」「トイレ行ったらあとを付いてく 用を足すときもベッタリ」と彼氏といちゃつく様子を表現したかと思えば、「性格は二の次でいいの 一番はお顔」と言いのけ、2011年に結婚した姉の倖田來未さん(31)については「恋愛感情 共感できない」と切り捨てるなど、刺激的でストレートな表現のオンパレードだった。
恋の芽生えや胸のときめきを表現した不朽の名曲も、すっかりmisonoさんに「喰われ」ていて、これには司会の明石家さんまさん(59)も「さすが歌はうまいですからね、聞いてて安心しますけど」とフォローするも「…歌詞が問題やね」と突っ込んだ。
つるの剛士さん(39)から「重いんですよね。いやでしょう浮気とか」と言われてしまうと、misonoさんは「でもうちは謝ります、彼に。『ごめんね浮気させるような女だったね』って言って」と話し、さらに出演者陣を驚かせた。
「妹がこんななったらお姉ちゃん泣いちゃう…」
視聴者にとってもよほどインパクトがあったようで、ネット上でも反響を呼んだ。
「歌声好きだったのにショック」
「misonoヤバすぎ。お姉ちゃんの恋愛観見習って欲しい」
「妹がこんななったらお姉ちゃん泣いちゃう…」
「これネタじゃなくてマジだったら、彼女がなぜフラレるのか分かる気がする。どんな野郎でもドン引きしますよ」
とすっかり引いてしまっている声が少なくないようだが、中には
「ズレてるけど、分かる」
「ちょいちょい共感できちゃうんだよなぁ」
「親と呆れたふりして笑って見てたけど、わたし、実は結構、misonoに共感できる」
という共感の声もあった。
一方で歌詞内容はテレビ用のネタと見る向きもあるが、そうでもないようだ。今から7年前のブログには、「結婚はしたくないけど、子供がほしくなってきた今日この頃。あの人との子供がほしい…この人との子供もほしい!世の中には素敵な人がいっぱいいるから、一人だけなんてもったいない気がして仕方ない」(2007年11月)と、すでに「一妻多夫」願望を打ち明けていた。他にも、
「好きな人がもう"誰かの人"だからって、『別れてほしい』なんて想わないし、言わない」(2010年11月)
「浮気する方も悪いけど、浮気された自分にも原因はある」(2010年12月)
「『二番目でもいい』って思える」(2011年1月)
などと度々綴っており、今回歌った替え歌は、いわば自身の恋愛観の「ダイジェスト版」のようなものだったようだ。