世界的に活躍した米国人指揮者のロリン・マゼール氏が肺炎による合併症のため、2014年7月13日に米バージニア州キャッスルトンの自宅で死去した。84歳だった。
マゼール氏は1930年にパリで生まれた。5歳でバイオリン、7歳で指揮を学び、8歳のときに指揮者としてデビューした。15歳までにNBC交響楽団など米国の主要なオーケストラを指揮した後、ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督やウィーン国立歌劇場の総監督などを務めた。08年2月にはニューヨーク・フィルを率いて北朝鮮の平壌で公演を行い、注目を集めた。