「レッドブル」に挑む、エナジードリンク市場活況 サントリーも「リゲイン」で参入

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

女性向けも限定販売

   この市場のパイオニアは「レッドブル」。1987年にオーストリアで登場し、2006年、日本に本格参入した。2012年には「バーン」(日本コカ・コーラ)や、「モンスターエナジー」(アサヒ飲料)なども登場。今年に入ってから、ハウス食品グループの「サムライド」、エーザイの「ジョマ」、マルコメの「ハッコ」、チェリオの「ライフガードエックス」など、次々と新製品が現れている。このうち「ジョマ」や「ハッコ」は女性が主なターゲット。伊藤園もファミリーマートで女性向けの「スウィートエナジー」を限定発売するなど、若い男性に限らず、新たな顧客層の開拓を進めている。

   サントリーは巧みな広告展開と商品戦略で、一気にシェアを獲得するのが得意。例えばビール「ザ・プレミアム・モルツ」は、サッポロビールの「エビス」を抜き去り、高級ビールでシェア首位に躍り出た。ノンアルコールのビール風味飲料「オールフリー」も、この市場の開拓者だったキリン「フリー」からシェアを奪った。エナジードリンク市場で「巨人」の「レッドブル」に挑むが、サントリーの参入により、市場全体が活気を増す期待もある。

   多くのブランドが発売されては消えていく清涼飲料市場で、生き残るのはどの製品なのか。

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