平日昼に放送している読売テレビ制作の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」で、心霊現象が起きたとして話題になり、問題のテレビ画像がネットにばらまかれ一時騒然となった。
問題の画像はテレビのシーンを写真撮影したもので、スタジオ内に置かれたパネルの下に子供の顔らしきものがあり、視聴者を上目使いで見つめている、というものだ。ネットでは「これは生霊だわ」「心臓止まるかと思った」といった叫び声が上がった。
「心霊のやつ見ちゃったよ・・・夜眠れないやん・・・」
問題のシーンは2014年7月9日放送「情報ライブ ミヤネ屋」の放送開始から1時間33分過ぎたあたりから始まった。番組では兵庫県議会の野々村竜太郎県議(47)の特集を組んだ。政務活動費の管理体制について「第二の野々村議員はいるか?」などと議論をしている最中に、パネルの下からこちらを覗き込むような形で人間の目のようなものが現れたのだ。
一度は消えたのだが3分過ぎたあたりでまた、こちらをジッと見つめる目が現れた。この瞬間をとらえた写真が「ミヤネ屋で心霊現象!」などとしてネットで拡散、インパクトが強かったため、
「心霊のやつ見ちゃったよ・・・夜眠れないやん・・・」
「ずっとこっち見てたの?」
「ズームして見てたから心臓止まった」
などと騒然となった。子供の霊なのではないかと分析する人や、野々村議員の特集の最中のため、議員の生霊が現れたのではないか、と主張する人もいた。番組スタッフが映り込んだ可能性もあるが、それにしても怖すぎだとツイッターでつぶやく人もいた。
「スタッフが映ってしまった」と読売テレビが謝罪
あれは本当に心霊現象だったのだろうか。読売テレビの総合広報部の話によれば、実際にテレビを見て驚いた人も多かったようで、問い合わせが何件も来ているという。そしてその正体は、
「パネルの後ろにスタッフがいて、それが何回か映ってしまいました。ご迷惑をおかけしました。心霊現象ではありません」
ということだった。
テレビの生放送中にADなど製作スタッフが映り込んでしまうのはよくあることだ。2013年9月9日放送のNHK「クローズアップ現代」で、女性のADらしきスタッフが堂々とカメラの前を横切り、その後自分がテレビに映っていることに気が付いて仰天してしまう場面など「放送事故」レベルとネットで指摘されているものもある。撮影にはトラブルは付き物のようだが、今回の「ミヤネ屋」のように、スタッフの顔が心霊現象と間違われるのは珍しい。