ラーメンを「ソウルフード」だと言ったツイッターユーザーが、なぜか在日朝鮮人認定されてしまった。「ソウルフード」を韓国・ソウルの食べ物だと勘違いし、一方的に「貴方は在日朝鮮人ですか? 盗人猛々しい」などと非難した。
数日後に勘違いを謝罪したが、批判は止まらず、逆ギレしてアカウントを削除してしまった。コントのような笑い話として、一連の流れがネット上で拡散されている。
「盗人猛々しいにも程があります!」
2014年7月5日、あるツイッターの男性ユーザーがラーメンの写真とともに、「ソウルフード」とつぶやいた。「ソウルフード」とはアフリカ系アメリカ人の伝統料理を意味し、それから転じて自分の故郷や原点、心のよりどころになる食べ物の意味も持つ。
仙台出身という男性が食べたのは、仙台市を中心に十数店舗を展開する「らーめん堂仙台っ子」。濃厚な醤油ラーメンが売りで、店のウェブサイトには「一度でまだまだ。二度目で納得。三度食べたらやみつきだ」とある。おそらくユーザーは3回以上食べているのだろう。
この何気ないツイートに、「○○○○@日韓断交!」(編注:伏せ字はユーザー名)と名乗るユーザーがかみついた。
「ラーメンは日本の食文化です勝手に韓国料理にしないで下さい。貴方は在日朝鮮人ですか?盗人猛々しいにも程があります!」
男性がつぶやいたのは「魂」を意味する「ソウル(soul)」だが、このユーザーが想像したのは韓国の首都「ソウル(Seoul)」だった。ツイッターのプロフィール欄で「日本を愛するごく普通の日本人」と自称し、「在日特権、外国人参政権、人権保護法反対」などと訴えていることから、すぐさまユーザーは「ネトウヨ」認定された。