経団連の榊原定征会長は2014年7月8日、現在停止中の東北電力女川原発(宮城県)を視察し、「安全が確認された原発については速やかに再稼働すべき」との考えを記者団に明かした。
3号機の建屋内や、16年3月の完成を目指す海抜29メートルの新しい防潮堤の工事現場を見学し、「大きな災害があっても耐えられるだけの対応をしているわけですから、早期稼働を認めるという形に動くことを希望したい」と話した。
「3年前(の東日本大震災発生時)に経験したような電力供給制限になると国民生活にも大きな影響を及ぼすし、日本経済の成長の大きな足かせになってくる」と、原発再稼働の必要性を訴えた。