「アポなし取材」と実名晒した記者は別人だった! 野々村県議のブログにサンテレビ側が大困惑

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削除を求めようとしたが、連絡がつかず

   野々村竜太郎議員は、ブログでさらに、家族や親族まで取材過熱の恐れがあり、友人や知人、近隣住民にまで迷惑が及んで心苦しいと言っている。

   ブログの内容について、サンテレビの報道部長は、2014年6月30日に自宅へ取材に行ったのは別の女性記者だとJ-CASTニュースの取材に話した。

「野々村議員が会見冒頭でマスコミに名刺を提出するよう求めたとき、ブログに書かれた記者が名刺を渡していました。2人とも女性だったこともあって、間違ったのでしょう。別の記者らは、自宅前で帰りを待っていたところ、野々村議員は、帰ってきてすぐに外に逃げてしまったので、名刺を渡していません」

   そして、「とても困っています」と漏らした。ブログから削除を求めようとしたが、野々村議員は雲隠れ状態のため連絡がつかないという。そこで、ブログを運営しているサイバーエージェントにも削除依頼をしたと明かした。

   会見後の7月2日に自宅へ行ったのは、サンテレビの記者ではないという。

   一度、自宅まで取材に行ったことについては、こう説明する。

「神戸新聞の夕刊に野々村議員の記事が出て、連絡を取ろうとしました。しかし、電話に出られませんでしたので、自宅に行って取材申し込みをしようとしたわけです」

   野々村議員が取材自粛を求めていることについては、「税金を使って活動している公僕ですので、説明責任があると思います。会見後に、切手代などの新たな問題も出ていますので、県民に説明すべきでしょう」と反論している。

   サイバーエージェントの広報部では、削除依頼を受けた場合、ブログを書いた側に確認をして、事実でないなら削除するとした。1週間連絡がない場合も、削除対応をするという。なお、ブログのコメント欄に野々村議員の激励ばかりが載ることが話題になっているが、本人が承認したコメントだけを反映できる機能もあるとしている。

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