野々村竜太郎兵庫県議(47)がアポなし取材だとしてブログで実名を晒した地元のサンテレビ記者は、別人だったことが分かった。
2014年7月7日は、1日の号泣会見以来、姿をくらましている野々村竜太郎議員が現れることが期待された。
野々村議員は、マスコミから逃げまくる
それは、兵庫県議会が緊急の代表者会議に本人を呼び出す見通しだったからだ。実際、梶谷忠修議長が本人に議員辞職を促す勧告を行う事態にまでなったが、一方で、報道陣は肩透かしを食らう形になった。
報道によると、野々村議員は、貨物用エレベーターで裏口から議長応接室に入っていたことが後で分かった。
議会事務局の幹部が2日朝に野々村議員に会うと、マスコミの前に出たくないと訴えた。そこで、本人の意向を配慮して、貨物用を使うよう誘導していたというのだ。野々村議員はそのとき、「自殺に追い込まれるかも」と漏らし、過呼吸気味だったという。
7日にたまたま野々村議員を見たという大阪・毎日放送の記者がテレビで語ったところによると、「説明して下さい」と声をかけると、野々村議員は、全速力でエレベーターまで駆け込んだ。無精ヒゲを生やし、少しやつれて目がギョロっとしていたそうだ。
辞職勧告を受けた後のこの日正午には、野々村議員は、1か月ぶりにブログを更新し、報道機関に取材自粛申し入れをすると発表した。
そこでは、女性記者1人の実名を挙げて、サンテレビの記者やカメラマン計3人が6月30日に自宅周辺まで押しかけて「アポなし無許可録音録画取材」をしたと指摘した。また、会見以後の取材は一切受けないと表明したにもかかわらず、会見に参加したテレビ局の男性記者1人が7月2日に約束違反になるアポなし取材をしたと書いた。