ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が創立を記念して行った食べ放題企画の記録をめぐり、ネット上で議論が起きている。同社のフェイスブックでは、最も多く食べたお客を紹介したのだが、そこに掲載された写真が問題視された。
骨についた軟骨や肉の部分が多く残っており、コメント欄には「もったいない」「記録を出したいだけの食べ方にモラルを疑います」といった意見が続出した。
カウンターに「食べ放題シート」見せて「おかわり」する
食べ放題企画が行われるのは3回目で、2014年は7月3日と4日に全国の537店舗で行われた。事前に1280円を支払うと、オリジナルチキン、フライドポテト、ソフトドリンクが45分間限定で食べ放題・飲み放題になる。来店時には、席にチキンやポテト、おかわりに使うための「食べ放題シート」が置いてある。手元のチキンやポテトを食べ終わり次第、「食べ放題シート」をカウンターに見せて追加の食べ物を受け取るという仕組みだ。
KFCのフェイスブックに7月4日に掲載された内容によると、7月3日に札幌市内の店舗を訪れた会社員男性が最多記録を更新したという。13年は49ピースを食べ、14年には56ピースを記録。フェイスブックの担当者も、「1分間でなんと1.3本食べるペースです」と驚きの書き込みをしていた。
2日間で延べ6万6000人が参加、平均7.6ピース食べる
この食べ放題企画は、J-CASTニュース編集部からも20代のメンバー4人が挑戦したが、それぞれの戦績は6ピース、7ピース、8ピース、11ピースだった。記録を樹立した会社員の「56ピース」という量がいかに多いかがうかがえる。
会社員のピースサインと、食べた後のチキンが収まった写真も掲載されたのだが、これが批判を浴びた。骨に肉や軟骨がたくさん残っているのがすぐに確認できるからだ。きれいに食べたのを店の担当者がきちんと確認しないまま「おかわり」を渡してしまったのが原因のようだが、フェイスブックには200件以上コメントがつき、大半が
「まだ骨にお肉残っててもったいない」
「チキンをキチンと食べろ!」
「もったいない!食べ方も雑。まだ肉と軟骨が付いているではないか!」
といった内容だ。想定外の注目をされたからか、フェイスブックの書き込みはほどなく削除された。
KFCの広報担当者によると、今回の食べ放題には延べ人数で約6万6000人が参加。平均して7.6ピースを食べたという。