声優の平野綾さん(26)がテレビ番組の中で打ち明けた「貧乏話」に疑問の声が相次いでいる。
駆け出しのアイドルだった頃、お金がなくて「ティッシュを食べていた」というのだが、インターネット上ではさっそく「嘘認定」されてしまっている。
街でもらえるティッシュはおいしくない
平野さんは2014年7月4日放送のトークバラエティ―番組「快傑えみちゃんねる」(関西テレビ)に出演し、売れていなかった頃の苦労を語った。番組内容を伝えた記事によると、平野さんは十分な稼ぎのなかったころを振り返りながら「お金がないときはティッシュにしょうゆをつけて食べていました」と告白し、共演者陣を驚かせた。
さらに食べるティッシュはどれでもいいわけではないようで、街でもらえるティッシュはおいしくなく、市販のローションティッシュ(保湿ティッシュ)のようなものがいいなどと「力説」した。
同日にはブログも更新し、
「放送終了後からネットニュースになっていましたが…そうなんです。実は私、お金がない時代にティッシュを食べたことがあります(笑)ハルヒ(編注:人気アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』)をやっていた頃です。食べるものがなくて、裂けるチーズを3日に割いて食べていました」(原文ママ)
などと、改めて「ティッシュ食」のエピソードを紹介していた。番組では10年ほど前と言っていたが、平野さんの出世作である「涼宮ハルヒの憂鬱」の放送開始は2006年4月なので正確には8年前の話だったようだ。
だが、この貧乏話には首をかしげる人も少なくない。そもそも高品質のティッシュを購入するお金があるのなら、パンでもおにぎりでも買えるではないかというのが通常の見方だろう。この点については番組内でも共演者から突っ込まれていた。
また、仮に一人暮らしで生活費が苦しかったとしても横浜にある実家に戻れば済むのではという意見や、子役時代から大手メーカーのCM出演経験があったのだからそれなりに稼いでいただろうという指摘もある。ティッシュを食べるほどまで困窮していたとは思えないというのだ。